なんだか、Wordで冊子を作れない方が多い事を知りました。記事は、問題なく冊子に対応にできるけど、ページ番号が入れられないと言う人が多いみたいなので、ちょっと、Tipsを紹介したいと思いました。
僕は、Word2010しか持っていないので、Word2010で説明します。
任意の用紙サイズを指定します。用紙の方向を横に設定します。
段組を二段に設定して、段組の幅を何文字にするかを文字数で決めます。
余白を上下左右、全て30mm位に設定します。
これで、文章を書いて、書き上がったら、必ず、原稿のバックアップを取って下さい。ファイル名を変更して保存する事でバックアップになります。
原稿を1ページ分ずつ、切り取っては、改行を1ページ分入れてページの移動を抑制したりしながら、<図1>の様に配置を変更します。
両面印刷ですので、4の倍数のページ数だと、1ページ目の初め左側ページが、最終ページになります。
僕が作った、小冊子は、総ページ数が15ページなので、以下の様になります。
1ページ目左側は、何も書かれていない空白の段落となります。1ページ目の右側に最初の文章を改行で送って配置します。
2ページは、2枚目の左側に配置します。2ページ目の右側は、最終ページの15ページ目の段落を配置します。
3ページ目は、3枚目の右側ページに配置します。3枚目の左側には、14ページ目の原稿を配置します。
4ページ目は、4枚目の左側ページに配置します。4枚目の右側には13ページ目の原稿を配置します。
5枚目の左側には、12ページ目の原稿を配置して、5枚目の右側には、5ページ目の原稿を配置します。
6枚目の左側には、6ページ目の原稿を配置して、6枚目の右側には、11ページ目の原稿を配置します。
7枚目の左側には、10ページ目の原稿を配置して、7枚目の右側には、7ページ目の原稿を配置します。
8枚目の左側には、8ページ目の原稿を配置して、8枚目の右側には、9ページ目の原稿を配置します。
以上の様に原稿を配置します。
<図1>と<図2>と<図3>は、最終ページが、15ページの小冊子の場合の図です。
<図1>
次に、ページ番号だけの原稿を作ります。
余白の設定を「狭い」に設定して、ページの1番下側に数字を記述して原稿を作ります。この数字が、ページ番号になります。<図2>の様にページ番号だけの原稿を作成して、印刷します。
<図2>
見開きページの冊子は、両面印刷ですから、原稿の奇数ページを印刷した後で、印刷の裏に偶数ページを印刷します。
<図4>に説明図を用意しました。<図4>の様な状態にする事が必要です。
<図2>の様にページ番号だけを印刷した紙をプリンターにセットとして、<図4>を参考に、文章が書かれた部分を奇数ページは、表、偶数ページは、裏に間違わずに印刷します。
これで、出来上がりです。<図3>は、最終頁が、15ページの丁度真ん中の見開き状態の写真です。真ん中をホッチキスで止めてあります。見開きページ様のホッチキスが販売されています。
<図3>
以上の様に、見開きページの冊子を作る場合は、ページ番号が、続き番号にはなりません。その為、Wordのページ番号を挿入する機能を使ってページ番号を挿入する事は出来ません。
1ページ分、切り取ると、切り取ったとたんに、1ページ分、文章がずれあがってきます。そうしたら、ページが解らなくなってしまいますので、必ず、改行して1ページ分の空きページを作ってから、切り取った1ページ分の文章を配置すると言う手間が必要になります。
ページ番号は、余白に<図4>を参考に、手動で入力して文章の原稿とは、別に印刷します。
結構、めんどくさいですが、出来上がりは、閉じた部分が薄くて奇麗な冊子に仕上がります。
書籍の製本方法と同じなので、A4サイズの紙を使用すると出来上がった冊子は、A5サイズになります。A4サイズの冊子が作りたい場合は、A3対応のプリンターとA3の用紙が必要になります。
<図4>
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